空想の世界旅行
ヨーロッパ編
第10弾 マダラの騎士像 より
昔々、王室で剣術大会が開かれました。
勝者には騎士の称号が与えられました。
しかし称号を与えられたのは負けた細身の青年の方でした。
村一番の力持ちの青年は城を後にしました。だけど騎士の称号を諦めた訳では
ありませんでした。そして細身の青年にあって、自分に足りなかったものは何
なのかを考え始めました。そこで一つの答えに辿り着きました。知識だ。
ちだった青年は、村一番の頭の賢い青年と呼ばれるようになりました。
しかし、 村一番の賢い青年の考え方に同調する者はいませんでした。青年は溢れ出す感 情を押さえきれずに、初めて涙というものを流しました。心が乾いていくよう に思えました。泣き疲れて眠った青年に、優しく手を差し述べる人物がいまし た。青年の老いた母親でした。青年は目を覚まし、母親の存在に気がつきまし た。青年は寡黙な母親と一緒に残りの人生を過ごそうとしました。しかし突然 に、母親との別れの時が来ました。青年は母親に教えてほしかった。力もある、 知識も得た、しかし大切な人を守る術を知らなかった、その事を教えてほしか った。母親の手を取り願いました。そして青年は、母親の生涯最後の日に気付 く事が出来ました「本当に強い人というのは、力や頭が強いという人の事では なくて、自分の弱さを知っている人の事」だと。
(バタン)と書物を閉じる音がして、私は目を覚ましました。申し遅れましたが、馬です。私は、これからまた人を運ぶ所です。
青年が生きた時代、私達の祖先はドラマや映画でもクロ−ズアップされておりませんが、
中世の時代をまさに足元から支えてきました。
HERO
大人が憧れるHEROではなくて
子ども達が憧れるHEROでありたい
これは、あくまでちょろの空想です。
(一部事実と比例する箇所がございます。)






