1)ZAIM CAFE ANNEX で開催される展示作家との会談や、作品制作コラボレーションを基軸に作り上げる映像配信。ANNEX 展示作品を紹介しながら作家の人となりを自然体で表現していく。軽い編集の後に配信。
2)クリエーター紹介、制作現場の紹介、良く行く店や、好きな物、マイブームなど、遊び感覚の情報を満載。
クリエーターはリレー形式でつなぎ、輪を広めていく。
1)ZAIM CAFE ANNEX で開催される展示作家との会談や、作品制作コラボレーションを基軸に作り上げる映像配信。ANNEX 展示作品を紹介しながら作家の人となりを自然体で表現していく。軽い編集の後に配信。
2)クリエーター紹介、制作現場の紹介、良く行く店や、好きな物、マイブームなど、遊び感覚の情報を満載。
クリエーターはリレー形式でつなぎ、輪を広めていく。
2008年9月10日、横浜日本大通りに面した旧関東財務局ビルを利用したZAIM CAFEの別館として、その名の通りZAIM CAFE ANNEX(以降ANNEX)がオープンしました。ANNEXはZAIN CAFEオーナーでもある空間デザイナー植竹悦夫氏の手により築84年の民家をリノベーションした「隠れ家ギャラリー」でとして運営されています。
この民家は昇り坂の傾斜道に沿ってまるで二階屋のように存在し、さらに上に中庭が展開していると言う面白い構造で、そこが気に入って植竹氏が手を入れたという事です。リノベーション後の室内には落ち着いた雰囲気が漂い、窓枠に使ったファサードの古材が洋館風イメージを醸し出しています。内部の家具にも様々なアンティークが配されると言ったこだわりを見せ、足を踏み入れたとたん植竹氏の懐に入り込んでしまったような、こだわりの空間に圧倒されます。
http://zaimcafe.com/annex/
去る10月23日ANNEXの噂を聞き及び、11月の行うパーティー会場として利用できないだろうかと偵察がてら出かける事にしたのですが、外は大雨。この時同行約束の女性タレントが「雨女!」だと自負しているのですから、しかたがない。雨にも負けず、風にも負けず石川町へと向かいました。
ANNEXは石川町から5分もかからない距離。しかし、この辺の地形は横浜特有の谷間を使って上下に折り重なるように立ち並ぶ古い街並みがそのまま残った場所、狭い路地がくねくねと分岐し、行き止まりも多いところなのです。そして大雨という事も重なり非常に分かりにくい。道を間違える事もなく到着はしたのですが、道の途中、心の中は不安で満ち、それもすべての上り坂が全て川のようになり、足元をすくわれるような激流と化している中を、靴は濡れ放題、靴の中まで雨がにじみ込むという状態で歩いていったのです。
現在ANNEXでは何か展示が行われているかもしれないと言う話は聞いていたのですが、こんな天候の中訪れるのは酔狂な我々位な物です。案の定、来客はなく展示物をゆっくりと見る事が出来ました。展示は木炭で木炭紙に描かれた横浜八景。この絵がANNEXの内装とぴったりマッチして、いかにもその場所のために描かれたように自然に存在していました。そして、高台にあるANNEXの窓から見えるのはマリンタワー。まさに横浜を演出しているという気持ちの良い空間になっていました。
中にいたアーティストは黒田晃弘氏。話を聞いてみると札幌の人だという事、そして木炭で描く作品には原点に返り描く事を始めると言う意志の現れだという事で、今までにこの木炭を使った似顔絵を1000人描いているという事です。そして、こだわりは木炭そのもので札幌の柳の木を自分で焼き、木炭を作っていると言う話でした。展示の中にNHKの日曜美術館で取り上げられている映像なども展示されていました。
彼はとても穏やかでぬくもりのある話し方をする方で、話をしている風貌にもとても優しさが見て取れるのですが、眼光は鋭く「物を見る姿は確かな物があるのだなぁ」と感じさせてくれます。絵を見たり室内を偵察したり、話をしたりしている中で彼自身にとても興味をもち、何か一緒に出来ないだろうかと思いながら二時間近くをその場で過ごしたのでした。
頭の回転が遅い私なので、二晩かかり思いついたのがお互いにお互いの絵を描くという設定。思いついた時には私はスケッチブックにボールペンという選択肢だったのでしたが、よくよく考えてみるとデジタルでの仕事がほとんどの私ですので、この際タブレットと木炭の対決という設定で対峙してみようと考えをまとめ、27日に再びANNEXを訪れて黒田氏に話を持ちかけてみました。
この企画、実はこれから立ち上げるサイトの番組として考えていた「クリエーターの制作現場を訪れて映像配信をする」という企画の変形。これは私の回りのクリエーターを素材として映像配信して行こうと考えていたのですが、デジタルクリエーターは友好関係をたどると必ず何処かでリンクしてしまい、どうも世界が狭くなる感じがしたのです。それだけでは何か広がりがない気がして悩んでいたのですが、ANNEXを利用するアーティストを中心に回していけば、これが一気にクリアーでき、取材する私の緊張感が伴って楽しさ倍増です。
黒田氏に話をしてみると、即答快諾して頂け早速翌日28日には撮影という段取りに。実はこの日が展示の最終日になるので、翌日には札幌に帰ってしまうと言う事。撮影するには、この日しかないのでした。
と言う事で、機材を担いで翌日は撮影。カメラを設置し、二人で対峙して顔を見合いそれぞれの方法で絵を描き始めます。黒田氏の描き方は、常に対象となる相手に話掛け、人となりを体感しながら描いていきます。その手始めに彼の手と描かれる人の手を重ね合わせ、その波動から得た物をきっかけに描き始めると言う方法。描き始めると、他の来場者も二人とも後回し。感じ取った様をそのままキャンバスにぶつけていきます。その間、彼のお話もとても興味深い物です。札幌市民一万人を描く新プロジェクトやバングラディッシュでの街の人々を巻き込んだ展示等々、映像を御覧になりながらお楽しみ下さい。撮影はかなり長くなりましたので、二本に分けてあります。
もちろん当初の企画「クリエーターの制作現場を訪れて映像配信をする」というもそのうちに実行いたしますのでお楽しみに。


キャラクター制作・デザイン・グラフィックアートを扱い、特にペ イントアートには定評がありペンタブレットの株式会社WACOMで も紹介され、 Painterで有名なカナダCOREL株式会社サイトでは Painter Masterとして登録されています。
※フリーランス、aiD'en会員、Digital Image 会員、デジタルハリウッド講師、韓国KIDP客員教授